港区 追い炊き給水口から茶色の汚れがでてくる
港区のマンションで、入居者様から
”追い炊き給水口から茶色の汚れがでてくる”とのクレームがあったとのことで、物件を管理する会社様からのご依頼で確認及び、風呂釜内部の洗浄作業に行ってきました。
”追い炊き給水口から茶色の汚れがでてくるとのことでしたので、サビなどが大量に出て来ているのではなかろうかと考えて、まずはベランダに設置された給湯器のチェックを行いました。
給湯器自体の調子は極めて良好でしたが、すでに１３年経過している給湯器のため、もしかすると、給湯器内部にサビが多く溜まっているかもしれません！
間近に東京タワーを望む絶景でした。
バスタブに自動湯張りを行うとこのような状態に
給湯器内部のサビと思われる汚れを気づかずにバスタブの底に数時間放置してしまったため、バスタブに錆が移ってしまっており、もらいサビと呼ばれる症状に！
もはやバスルーム用の洗剤などでは簡単に落ちません…
循環アダプターのフィルター内部にも、サビが原因と思われるそれらしい形跡が！
このような状態にも関わらず、洗浄前のATP測定では洗浄前から安全値クリア！！！
リンナイ製のリモコンパネル
洗浄時には使用による皮脂などのタンパク質汚れも確認できましたので、過去に全く使っていなかったということは無さそうです！
ただし、賃貸マンションなどの場合は頻繁に湯張りを行なっていた入居者様からシャワー利用ばかりの入居者に移り変わって長期間湯張りを行なっていなかった場合などにも同様の症状が発生する可能性は考えられます。
洗浄後半にはかなりたくさんの、汗や皮脂など人肌から出たタンパク質汚れが見られました。
この緑色の破片のような汚れは給湯器内部の銅管内部の剥がれなどによってバスタブに排出された緑青と呼ばれる銅サビです。
洗浄後のバスタブ内にはあちこちに緑青（銅サビ）が見られました。
また、真っ黒な破片も見られますが、こちらは給湯器内部に使用されているゴム管やゴムホースなどの内部から剥がれ出た破片です。
この症状も悪化すると、黒い破片が大量に出てくるといった症状が出ることも！
循環アダプター内部にも人肌から出たタンパク質汚れの形跡が見られましたので、過去にそれなりに利用はされていたようです。
洗浄後はかなり水質改善が見られましたので、人肌から出たタンパク質汚れなどはほぼ一掃出来たと考えられます。
ただ、思いのほか内部からサビによる汚れの排出は控えめであったため、内部に溜まっていたサビが一気に出て来てしまったことで、茶色の汚れが出てくるといった事態を引き起こしたようです。
長期間利用が無かった場合などもこのような症状が発生する可能性は先ほどお話ししましたが、
実はもう一つの可能性がありまして、バスソルトや硫黄成分を含む入浴剤などを利用して、すすぎなどが不十分であった場合にも同様の症状が発生する可能性が考えられます。
快適な機器を衛生的な状態で利用し続けるには、やはり定期的なメンテナンスが不可欠です。
今回の様な症状が少しでも出始めれば、なるべく早めに対処することでより良い状態を取り戻すことが可能です。
今以上に重症化したケースだと、状況次第では完全な解決は不可能かもしれません。
市販の洗浄剤などで試してみても解決の糸口が見えないときは一刻も早く当社にご相談ください。
東京・神奈川・千葉・埼玉の風呂釜清掃や追い焚き配管内部や給湯器内部の清掃のご依頼・ご相談は
世田谷衛生環境ラボ
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