世田谷区 バスソルトやクエン酸などをつかった入浴には注意が必要です!
築11年の世田谷区の高級賃貸マンションを管理する会社様から、入居者様から黒い汚れが湯張り時に無数に出てきて困っているとのご相談をいただき洗浄に伺わせていただきました。
かなり目にする機会の多いノーリツのHXです。
リモコンパネルも当然ノーリツ
今回問題になっている黒いツブツブ汚れ!
ある時から自動湯はりを行うと、このような黒い汚れがバスタブの底に無数に吐き出されてしまうようになってしまい、自動湯はり機能を使っての入浴ができない状態との事で、現在はシャワーで湯張りして何とかしのいでいらっしゃるとの事でした。
このような症状は、汚れというよりは、お風呂の湯はり時や追い焚き時に活躍している、ガス風呂給湯器内部の配管(銅製)やゴムホース内部の剥がれによって黒い物体がバスタブに注ぐようになってしまったケースが大半です!
追い焚き機能のついたガス風呂給湯器内部ですが、表面のカバーを開けると、内部はこのような状態です!
特に下半分の黒いカバーで覆われた内部に下記のような銅管やゴムホースが張り巡らされているのです。
銅管のコーナー部分などにゴムホースも多用されています。
メーカーも推奨している10年を超えたり、10年近く経過した給湯器の場合このような剥がれによる部品の排出は多かれ少なかれ起こりうる症状ですが、日頃の使い方次第では、この症状を加速度的に悪化させてしまうケースがあるのです!
洗浄前のATP測定のスコアーは感染症リスクがぐっと高まるとされる、80RLUを1.5倍ほどオーバーしたスコアーでした。
洗浄中は徐々に汗や皮脂によるタンパク質汚れも見られました。
循環アダプター内部にはそれほど破片が詰まっているというようなことも無さそうです。
洗浄中にも出てきた、このような黒い物体が入居者様を悩ませるのですが、おそらくゴムホースの可能性が高いです!
こちらもまた、給湯器内部から剥がれ出てきたと思われる銅サビ(緑青/ろくしょう)です。
自由の女神や10円玉のような銅製品に見られるエメラルドグリーンのような色をした排出物は銅サビです!
ともに先程ご覧いただいた給湯器内部から剥がれ出てきた可能性の高い物質です。
洗浄後はバッチリスコアーも安定しました。
ビフォーアフターの水質検査時に採取したお湯ですが、明らかに色や濁りの違いがはっきりと分かる結果となりました!
黒いツブツブが無数に吐き出される原因の一つとなったと考えられる入浴剤が脱衣所に無数に置かれていました。
今回は入浴剤としてもとても人気のバスソルトが各種並べられておりました。
用法や容量をきっちり守って、追い焚きを利用せずお使いになる分には特に問題ないのですが、大量にお風呂に投与して追い焚きを使って長風呂したりなどといった使い方を頻繁に繰り返していると、給湯器内部は金属だらけですので、やはり悪影響が出る可能性が高まりますので注意が必要です!
また、最近ではお掃除でとても人気のクエン酸をお風呂に投入して追い焚きを頻繁に利用される方も増えているように感じますが、こちらもまた弱酸性であるため、金属製品に対しての扱いには注意が必要です!
ご家庭で対処できるコトが極端に少ない風呂釜内部の汚れは、市販の洗浄剤を使っても改善の可能性がみられなかった場合は、なるべく早めにご相談ください!
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