東京世田谷区の風呂釜洗浄(追い炊き配管洗浄)業者

風呂釜洗浄業者|世田谷衛生環境ラボ

目黒区 築17年の家です、1年程前から風呂釜からのお湯に黒っぽいゴミが出てくるようになりましたとのご相談をいただきました。

築17年の家です、1年程前から風呂釜からのお湯に黒っぽいゴミが出てくるようになりました、以前市販の洗浄器みたいなものを使ってみましたが返って汚れが出てくるようになりました。

とのお問い合わせをメールでいただき、何度かやり取りをさせていただき 症状をお伺いしながらカウンセリングをさせていただきました。

この黒いヨゴレというのがとても厄介で、ガス会社や施工会社に相談してもなかなか解決の糸口が見出せず、最終的に困り果てて、縋るような思いでご相談をいただくケースが数多くございます。

今回もそのような状況でお悩みのお客様のお宅で作業させていただきました。

ただ、このケースで最も厄介なのが、洗浄したからといって必ず黒い汚れが治るといった保証ができないところにあります。

屋外の給湯器も拝見させていただきましたが、まだ4年目と比較的新しく、この程度の使用期間でこの様な症状が発生することはとても珍しいケースです。

自動湯張りをするとお客様がおっしゃられていた様な症状がさっそく出始めました。

中には結構大きめの黒い汚れも確認できました。

循環アダプター内部にはそれほど黒い汚れが見られず、むしろ入浴剤を頻繁に使用しているご家庭でよく目にする粘性のある湯泥が多く見られました。

最終的に湯張りが完了する頃には、入浴を躊躇するほど黒い汚れでいっぱいでした。

洗浄前のATP測定(水質検査)では危険値の7倍を超えるかなり高い数値を検出。

黒い汚れの正体はこちらです。

一見これがゴム?と思われるかもしれませんが、黒い汚れのみ大量に出てくるケースは高確率で給湯器内部や配管の接続部などに用いられるゴム製の部品内部の剥がれによるものです。

洗浄を開始すると、お湯の濁りもかなり酷いことが確認できました。
入浴剤を頻繁に使用されているとのことで、その影響によるものと思われます。

濁りの次はゴムの剥がれによって行き場を失ったゴム片が大量に出てき始めました。

1回目の洗浄後の汚水排水時の様子です。
かなり大量の黒い汚れが出てきました。

この様な状態ではとても洗浄を切り上げることは出来ませんので、汚れが落ち着いてくるまで繰り返し洗浄を行うのです。

これはすでに、2回ほど洗浄を終えた後ですが、それでもまだ自動湯張りで黒い汚れが大量に出ています。

3回、4回と洗浄を繰り返すうちに、1回目の洗浄時と比較するとお湯の濁りは随分解消されてきましたが、それでも濁りも黒い汚れもとどまることを知りません。

この様な状態を繰り返しながら、格闘し続けること数時間。

何度も洗浄とすすぎを繰り返した結果、汚れによる濁りはかなり解消され、ATP測定を行うと黒い汚れはで続けているにも関わらず6RLUと水質は大幅に改善されていることが確認できました。

この様な結果が意味するところは、黒い汚れは人体に影響を及ぼす汚れではないと言うこと!

とはいえ、湯張り時に黒い汚れが出るのはやはり不快ですよね!
この日はお客様のお時間の都合で作業はここで終了となりましたが、この様な黒い汚れが中心の洗浄には通常の洗浄の2倍〜3倍近く時間がかかります。

そのため、同様の症状で施工をご依頼いただく場合は、時間にゆとりのある日をお選びいただく様オススメしております。

この後、東京ガスさんで給湯器の型番を伝えて、リコールの情報や同機種での同様の症例が発生していないかなど確認を行いましたが、その様なケースは全く聞いたことがないとのことで、入浴剤を使用している場合は、その入浴剤とゴムが反応して剥がれて出てくるというケースは過去にありましたとの回答でした。

そのため、この症状を完全に解決するためには、給湯器の交換に加え、浴室の配管や追い焚き配管の全てを交換することでしか完全な解決はできないということなんです。

そのため、黒い汚れでお悩みの方は、定期的に本格洗浄を行うことで状態を少しでも改善させるといった方法以外は高額出費やむなしといった状況に陥ります。

一度もプロによる洗浄を行ったことがない方には、一度試してみる価値はあると思いますので、まずはご相談ください。

 

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