大田区 後編:完全に詰まってしまった追い焚き配管の交換作業です
追い焚き配管を
銅管から樹脂管に交換し
工事を終えて
もうこれで大丈夫だろうと
動作確認したところ
期待していた通りの
通常運転とはならず
どうも動きがおかしい…
ということで、
対策を考慮し
後日再訪することに
依然、この配管経路上に
つまりを発生させる物が
残っているとすれば、
経路上の90%以上の
配管を交換した今となっては
おそらく原因は
ここしか考えられない
ということで、
調査対象箇所を1箇所に絞って
後日再チェックを行ったところ
予想的中!
この室内に配管を繋ぐ
このたった数十センチの銅管
外してみたところ
中に樹脂のようなものが
詰まっているではありませんか!
外す際に熱を加えるので
この樹脂が変形してしまった可能性が
高いのですが、
利用中に追い焚き配管の中に
このような樹脂パーツが詰まっていました…
利用している最中に
外部からこのような樹脂パーツが混入する
可能性は極めて低いのですが、
建設当時、何らかの拍子に
樹脂のかけらが数点混入し、
銅管を外すため
熱を加えた際に溶けて再度固まったりで
このような状態になったのか…
それとも
給湯器機内部の部材が
剥がれたり、破損するなどして
そのカケラが、
追い焚き配管を塞いでしまったのか…
今となっては
完全な原因特定をすることは
極めて難しいのですが、
いずれかの理由で
わずか直径1cm程度の
追い焚き配管内部に樹脂が混入していた
のが原因で、追い焚き機能がきちんと
動作せず、エラーが出たり止まってしまったり
を引き起こしていたようです。
追い焚き配管内部から
樹脂パーツを取り出しているところ
外部から入り込むには
ちょっと大きすぎる樹脂パーツ!
極めて珍しいケースでしたが、
これが追い焚き配管の
詰まりの原因でした。
この樹脂パーツを
取り除いた後は言うまでもなく
完全な状態に回復!
当初は全てが銅管の状態でしたので
てっきり詰まりの原因は銅錆か
積りに積もった汚れを想像していたのですが、
まさかの樹脂のかけらが原因とは、
いくら洗浄を繰り返しても
ダメなわけです!
洗浄でもつまりが改善されない場合は
このように追い焚き配管の交換を
するほかないのですが、
今回は床下や天井裏を経由した
隠蔽配管ではなく露出配管のため
交換が可能でしたが、
こうもいかないケースもございますので
配管の詰まりもお気軽にご相談下さい。
前編の内容はコチラから⇩
前編:完全に詰まってしまった追い焚き配管の交換作業です
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