港区 オール電化のタワーマンションで一見キレイに見えるエコキュートの洗浄を行ってきました
地震や災害の多い日本において
タワーマンションのような高層建築で
万が一停電や断水が起きると
そこに住まうたくさんの世帯が
いっぺんに危険にさらされます
そういった問題を未然に防ぐため
エコキュートのような400リットル前後の
貯湯タンクが設置された環境というのは
住人にとってもいくらか安心といえます!
断水時でもトイレの水や手洗い、食器の
洗浄などに使えるお水があるのですから….
とはいえ、
貯湯タンク内はリモコンパネルの表示では
お湯の増減があるように見えますが、
実のところ貯湯タンク内は常時満水なんです!
メモリが減るのは使えるお湯が減ったという意味であって
タンク内の水位が下がったということではありません。
そのため、定期的に行ってくださいと取説に
表記のあるドレン水の排水を一切行ってこなかった
エコキュートの場合、
タンク内に蓄積した
汚れが浴槽内に出てきてしまうといった
そういった現象が年数が経過するとしばしば発生します。
今回清掃に伺ったお客様邸のエコキュートも
例外ではありませんでした
この辺りの循環アダプターの
カバーやフィルター内部を見ると
その先にある
追い焚き配管内部の状態や
衛生状態が手にとるように分かります
洗浄前のATP測定では
低めのスコアーが検出されましたが、
このような状態ではどう見ても
追い焚き配管内部や貯湯タンク内に
かなりの汚れが蓄積していることが
伺い知れます
循環アダプター(Before)
After
循環アダプター内部から噴き出てきた
バイオフィルム(生物膜汚れ)や皮脂の塊
どことなく鰹節みたいです
この黒い粒状の汚れが
これ以上増えはじめると…
湯張りをしても追い焚きをしても
この黒い粒状の汚れに
日々悩まされることになります
洗浄を依頼するタイミングとしては
ギリギリだったかもしれません
ここでお伝えしたいのは、
エコキュート本体や給湯器本体の交換は
比較的簡単に出来ますが、
人で言うと血管にあたる
追い焚き配管は家中の天井裏や
床下に張り巡らされていて
簡単には交換できませんよ
ということです!
ここにダメージが及ぶと
居住したままでのリフォームも困難で
費用も時間も労力も想定外にかかると
いうことなんです。
そのために、
衛生状態の維持や機材保護の面でも
特にエコキュートは風呂釜洗浄(追い焚き配管洗浄)
は重要と考えています。
エコキュートのような
貯湯タンクを使用した機種の場合、
定期的なメンテナンスを怠ると、
水道水にもともと含まれている常在菌をはじめ
ミネラルやカルシウムなどの成分が
タンク内部に沈殿して溜まっています。
いくら追い焚き配管をキレイにしても、
手遅れの症状になってしまうと
タンク内に溜まった汚れや沈殿物が
出続けてしまうことも…
エコキュートの場合は起こり得ますので、
取説に記載されている手順に従って
ご家庭でも定期的なタンク内の水抜き
(ドレンスイの排水)を行うことを強くオススメします!
汚れの症状が少しでも出始めれば、
むしろ手遅れと考えるべきで、
なるべく早めに対処することで
より良い状態を取り戻すことが可能です。
重症化したケースであれば、
状況次第では完全な解決は不可能かもしれません。
市販の洗浄剤などで試してみても
解決の糸口が見えないときは
一刻も早く当社にご相談ください。
お風呂の追い炊き配管を除菌・洗浄し、
ATP検査(水質検査)をすることで
目には見えない安心を手に入れて
清潔で安心・安全なバスタイムを!
東京・神奈川・千葉・埼玉の風呂釜清掃や
エコキュートの内部清掃のご依頼・ご相談は
世田谷衛生環境ラボ
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03-6337-6311 まで
エコキュート洗浄の過去記事⇩
川崎市幸区 12年経過したオール電化マンションのエコキュートで自動湯張りの際に黒い汚れが出てくる