川崎市川崎区 10年以上経過したマンションタイプのエコキュートの洗浄依頼です
このところ10年以上経過したエコキュートで自動湯張りや追い焚きの際に汚れが出るようになってしまって、市販の洗浄剤をアレコレ試してみたのですがどうも結果はいまひとつで、このような状態でも改善することは可能でしょうか?
といったようなご相談が増えて来たように思います。
結論から申し上げますと、100%とは言い切れませんが、ズバリほとんどのケースで改善は可能です!




今回は10年オーバーのエコキュートでしたが、洗浄前のATPスコアーでは危険域の90倍以上となかなか手強い状況からのスタートです!


循環アダプターを外してみると、一目見ただけで配管内部の汚れを強く感じる状態でした。




洗浄前のATPスコアーから予想していたほどの汚れは、どうやら洗浄の序盤では出て来ないようです



少しづつ皮脂や汗などの人肌から出たタンパク質成分の汚れが出て来始めました!





洗浄液の濁りも予想どうりの濁り具合です。
つまり、水溶性の汚れ(入浴剤・化粧品など)も多く出て来ているようです。




ガス給湯器とは異なるエコキュートやエネファーム・電気温水器などの貯湯タンクが別で存在する機器の場合、最も判断に悩むのが、汚れの原因がどこにあるのか??
という事なんです。
洗浄液の底に数多く溜まっていた緑色の小さな破片!

おそらく銅サビ(緑青)であると思われますが、これが一体どこから出て来ているのかに悩むわけです!
追い焚き配管内部に蓄積しているのか?
それとも貯湯タンク内部に蓄積しているのか?

何度も洗浄を繰り返す事で、洗浄後のATPスコアーは劇的に改善が見られた場合は追い焚き配管内部に汚れが数多く蓄積していた可能性が高いということになりますが、ここで数字が一向に下がらない場合は貯湯タンクの内部にも汚れが蓄積している可能性が高いと考えられます。

今回は数値による水質改善も見られお客様にも喜んでいただけほっと胸をなでおろした次第ですが、
別現場で貯湯タンクの水抜き洗浄をさせていた際の汚れが頭の中をよぎるのです!

貯湯タンクの水抜き洗浄時の初期に出て来たお湯はこのような状態でした。

タンク内部のすすぎを繰り返していると、徐々にサビのような濁りが取れて、今度は銅サビ(緑青)のような汚れが大量に出て来ました。

さらにすすぎを繰り返すと徐々に排出量が減り始めます。

これがなくなるまでひたすら貯湯タンクの内部の清掃を繰り返すというものです。

お客様からのご要望が多かったため、エコキュートの貯湯タンクのお湯を全排水しての清掃メニューを新たに追加いたしました。
取り扱い説明書には数ヶ月に一度の定期的なメンテナンスを示唆されているエコキュートですが、なかなかご自身で作業を行うには高温の温水による火傷のリスクもあってなかなかハードルの高いメンテナンスですので、気になる方はお気軽にご相談ください!

高性能な機器を衛生的な状態で利用し続けるには、やはり定期的なメンテナンスが不可欠です。
今回の様な汚れの症状が少しでも出始めれば、なるべく早めに対処することでより良い状態を取り戻すことが可能です。
さらに重症化したケースであれば、状況次第では完全な解決は不可能かもしれません。
市販の洗浄剤などで試してみても解決の糸口が見えないときは一刻も早く当社にご相談ください。
東京・神奈川・千葉・埼玉の風呂釜清掃や給湯器の内部清掃・エコキュートやエネファームの汚れでお困りの方の清掃のご依頼・ご相談は
世田谷衛生環境ラボ
info@setagaya-lab.com
03-6337-6311 まで